あらゆる災いを避けるため厄年前後は慎み深くし、何ごとにも注意しなければならないと、心配される方はきっと多いと思います。しかし、日常生活を送る上で何もせず、家事や仕事を休んで人と関わらないようにするというわけにもいきません。厄年の「やく」は本来、神社の祭りの重要な諸「役」を務める年であるという説もありますから、『誰かの幸せのためにお役に立てる』そんな一年として捉えてみてはいかがでしょうか?
「ピンチこそチャンス」といった発想の転換があるように、世間では実際、厄年を“飛躍の年”と解釈する人もいらっしゃれば、「十二年に一度の貴重な幸運期」と考える人も多いようです。
誰の人生にも必ずやってくるものですから、マイナスなイメージに縛られるよりは断然、前向きな気持ちで迎えた方が有意義に過ごせるものでしょう。訪れるその期間を、人生を見つめ直せる契機として味方につけるのです。
『振り子の原理』と同じように、「厄」に囚われた負の世界へ迷い込んでしまったのなら、振り子の反動で必ず幸福へ転じるものだと、そう信じてみるのも良いかもしれません。
厄年への対処法としては、神社や仏閣で厄払いを受けるのが一般的ですが、中にはお守りを購入する方も多くいらっしゃいます。
厄除けの役目を持つものとして、長いもの、七色のもの、うろこ模様のものは古来、縁起が良いとされてきました。男性ならネクタイやベルト、女性ならスカーフやネックレスなどが、普段から身につけやすいかと思います。これらの厄除けアイテムを、お守り代わりにぜひご愛用下さい。
また、「四十二個の十円玉を境内に落として厄落としする」「節分の時に豆を一つ多く食べて年齢を偽る」「みかんを投げて拾った人に厄を一緒に払ってもらう」など、地域によっても様々な習慣やしきたりがあったりします。迷信と言われればそれまでですが、試さないより試してみるほうが、心もスッと軽くなるのではないでしょうか?
生まれ年に巡ってくる厄年を無事に過ごせるよう、知らず知らずのうちに積み重ねてきた穢れを羽田神社でお祓いしませんか?東京都大田区にある羽田神社では、厄除祈願をお受けしています。東京・千葉・神奈川・埼玉を含む関東地区はもちろんのこと、日本全国に住む多くの方々の参拝をお待ちしています。