日本では古くから、前厄・本厄・後厄と運気が巡るこの三年間に、厄払いや厄除けを行う風習があります。神社やお寺でよく見かける「厄払い」や「厄除け」という言葉、この二つの言葉に違いがあるのをご存じでしょうか?こちらでは、諸説ある厄除けと厄払いの違いと厄除け・厄払いのタイミングについてご紹介します。
その年、厄年にあたる人が神社に出向いて行うお祓いを「厄払い」と言います。神道では、これまでに体についたちりを払い、身を清めた後に災厄などの邪気を取り払うためのお祓いを受けます。関東では、羽田神社以外にも、東京都内や神奈川県、埼玉県、千葉県などに厄払いで有名な神社がいくつか存在します。
お寺に出向いて行うお祓いを「厄除け」と言います。日本国内のお寺の中には、厄除け大師と呼ばれているお寺が存在し、毎年多くの厄除け希望者が訪れます。邪気を払うために行う厄払いに対し、清めた体に厄を寄せ付けないようにするのが厄除けなのです。
関東では東京都の西新井大師、神奈川県の川崎大師、千葉県の観福寺大師堂が厄除け三大師として有名です。
基本的には、365日いつでも神社やお寺に行けば、厄除け・厄払いの受付は行っていますが、厄年は数え年で数えるため、その年の元旦から厄除け・厄払いができます。初穂料は五千円~壱萬円が相場で、初詣に合わせて行う方もいらっしゃいますが、悪い邪気を祓い、年神様を迎えるために行われる節分までに行う方も少なくありません。また、誕生日やお日柄の良い日を選んで行う方も多くいらっしゃるようです。
東京都大田区にて厄払いをするなら、ぜひ羽田神社へお越し下さい。羽田神社では、平日だけでなく土日祝日も厄払いを承っています。明治初年に造られた羽田富士、戦災や震災を逃れてきた八雲神社之碑など、長い歴史を感じられるものがたくさん集まる羽田神社で、厄払いをして気持ち良く新年を迎えましょう。