初詣に行くと必ず見かける厄年の年齢表を見て、初めて「厄年だ!」と気づく方もいらっしゃれば、前厄・本厄・後厄と三年間ちゃんと厄除け、厄払いに訪れる方もいらっしゃると思います。しかし、厄年というものがどうして存在するのか、ご存じの方はそう多くはないのではないでしょうか?
文字通り、その年になると厄災に遭いやすいと言われる年齢です。陰陽道の影響を受けて、方角や日時の吉区によって厄年の年齢が決められたのが始まりとされています。
この風習は平安時代から受け継がれており、その頃の女性は19歳前後で出産し、33歳頃で子育てが落ち着き、男性は13歳頃から成人の仲間入りをして25歳前後で仕事を任され、42歳頃には引退するといった「役」の年齢と重なることから、「役年」とすることで厄から逃れてきたと言われています。
日本では古くから“数え年”で年齢の計算を行ってきました。基本的には、厄年も数え年で数えます。 数え年は、母体にいる時から生きているものとする計算方法で、生まれた瞬間から1歳と数えます。
その後は、それぞれの誕生日ではなく、1月1日にみんな一斉に1つ歳をとるのです。そのため12月31日に生まれた子どもは、翌日1月1日に2歳になります。神社やお寺によっては、満年齢で厄年を定めているところと数え年で定めているところがあるので、厄払いに行く際には厄年の年齢や祈祷料の相場など一度問い合わせてみることをおすすめします。
厄年は気持ちがネガティブになりがちですが、神社やお寺で厄払い・厄除けを行い、明るい気持ちで毎日を過ごして厄年を乗り切りましょう。
東京都大田区にある羽田神社では、須佐之男命と稲田姫命の二柱・ご夫婦の神様をお祀りしており、航空安全をはじめ厄除けや安産祈願、縁結び、家内安全、旅行安全などをご祈願致します。明治初年に造られた羽田富士や八雲神社之碑もぜひ併せてご覧下さい。東京や神奈川、千葉、埼玉など関東地区で、厄払いを行うならぜひ羽田神社へお越し下さい。