羽田神社は800年前の鎌倉時代に羽田浦の水軍で領主であった行方与次郎が「牛頭天王」を祀ったのがその起こりです。
手水舎には水の守護神である「龍」をよく見かけますが、 当社は牛頭天王にあやかり牛を用いております。
牛頭天王はインドの祇園精舎の守護神で、神道の「スサノオノミコト」と同一視されます。
昔、疫病や祟りを恐れた人々が悪いものを除ける神として牛頭天王(スサノオノミコト)を祀る信仰が広まりました。一説によると疫病は異国からのものと捉え、異国伝来の疫病神である牛頭天王を祀るようになったと考えられています。
文久元年(1861年)に疱瘡(天然痘)が蔓延。時の将軍・徳川家定が牛頭天王社(現羽田神社)に病気平癒祈願に参詣し治癒した故事はその信仰の現れといえます。